こんにちは。
ここ最近は暑い日が続きますね…
昨日は観測史上初6月の40℃を記録しましたから、今年の7.8月はどうなってしまうんだという感じですが…
こまめな水分補給と積極的な冷房を心掛けて、熱中症に注意したいですね。
さて、アツいのは気温だけではありません。
豪華メンバーがそろった宝塚記念もアツアツです。
ただ、豪華メンバーがそろっただけに優劣がつけ難い非常に難解なレースに仕上がりました…
純粋な能力面では判断が難しいですから、「展開」「馬場」「パドック」この3本の矢で分析を進めていきたいと思います。
それでは参ります。
宝塚記念
展開考察
⑪-⑥②⑧-⑰⑮⑤⑫①④-⑩⑱⑦⑯-⑬⑨③⑭
ペースはHと予想。
具体的には1000m1分を切るか切らないかくらい。
タイトルホルダーは2番手と予想。
エフフォーリアは先行馬が多い状況では中団あたりになりそう。
ディープボンドはなるべく前目に。
レースはパンサラッサが引っ張ってハイペースに。
前目に行く馬は2200以上のスタミナ、具体的には2400の適正が要されそうです。
後ろから行く馬は2200くらいの距離の適性が求められるでしょう。
少なくとも上がり勝負はまずないので、2200が長めに感じる馬は厳しいです。
さらに、長距離馬で先行する馬は歯車が狂ってしまう可能性があることにも注意。
全頭解説
今回は「軸候補・紐・消し」の3つに分けます。
そのあとの優劣は芝の状態やパドックを見てレース直前に最終予想を発表します。
2行目の記号は「↑、-、↓」で「好転変わらず悪化」を、「ABC」で「走法評価ABC」を示しています。
①オーソリティ
紐。
C↓。
ストライドは大きい。坂はない方が良い。稍重までなら.
右回りが走りやすいとは感じない。大きくマイナスとはいかないまでも、少し評価は下げたい。
近走は逃げる競馬だが、逃げ馬が多い今回は5-7番手あたりを追走。
終始内を譲らないコース取りがいい。
ネックの右回りではありますが、2400の適正はありますから消しとまではいかないです。
②アフリカンゴールド
消し。
B-。
坂はいい。ストライドは中くらい。道悪はいい。
前目につけないと始まらないが、今回は流石にパンサラッサにハナを譲る。
ただ、タイトルとのハナ争いなら制して2番手。あるいは3番手。
こちらも内を譲らず直線パンサラッサの外目を追走して交わしたい。
距離が持たないと思います。
京都記念も結構な楽逃げで、適距離は2000と見ました。
加えて先行馬ではパンサラッサにつぶされてしまうように感じます。
③メロディーレーン
消し。
C↓。
坂はない方が良い。良馬場がいい。ストライドは小さめ。
昨年同様後方からの追走。
長距離からの転戦でテンも出ない可能性があり、14-最後方のあたりか。
直線一気に賭ける。
ネックは斤量。
勝ち上がりも53kgで56kgの斤量は応えそうです。
能力的にも厳しいです。
④エフフォーリア
軸候補。
A-。
坂はいい。ストライドは大きい。道悪も悪くない。
今回のこととは全く関係ないが、欧州でもやれる走りに映る。
行きっぷりが良ければ7.8番手につけたい。ただ、包まれる競馬も嫌なので、内に1頭置きたい可能性も。理想の位置はオーソリティの外半馬身くらい?
前走はジャックドールのハイペースに対応できなかったように映る。
パンサラッサのペースは有馬記念で経験済みだが、1000m約1分0秒1のペースで、ダービー時の1000m1.00.3と大差なく対応できた物と見られる。
前走は初めての1000m58.8のハイペースでガス欠。
今回パンサラッサがマイペースで行けば1分は切るはず(58.5~59.0あたりを予測)。
そうなると前走から克服していない限りは厳しいのか。
しかし、どの馬を見てもウィークポイントがあり、そうなると単純な地力比べにも。
そうなるとこの馬にもチャンスが巡ってくるように思えた。
2400の競馬はできるので、有馬のように運べれば。
ブリンカーの効果にも期待して「一応」軸候補に上げておきます。
⑤アイアンバローズ
ほぼ消し。
C↓。
ストライドは小さめ。坂はない方が良い。良馬場の方が良いなぁという感じ。
逃げ馬たちをみたすぐ後ろあたりか。ただ、かかり癖もあるので行かせると4.5番手も。
長距離に移ってからの好走が目立ち、2400では京都大賞典での大敗で止まっています。
今回の距離短縮はプラスとは言えず、厳しいようにも思えます。
しかし、先行馬として持っておきたいスタミナはありますし、かかり癖もある馬ですから距離短縮がプラスに働く可能性もほんの少しはあります。
パドック次第では紐も考えようということで、ほぼ消しにしました。
現状は消しの線です。
⑥タイトルホルダー
軸候補。
↓B。
ストライドは小さめ。
前カキ的にも荒れ馬場は対応可能。
坂も良い。
1000mの距離短縮でテンはパンサラッサに負け濃厚。ただ、出来るだけ前につきたいというのは変わらず、2番手濃厚。個人的な想定としては、3角あたりからパンサラッサに寄って行って直線半ば前に捉えたいか。
マイペースで行きたい馬。
勝ったレースは全て逃げている。
番手で控える練習もしているそうだが…
地力を考え、展開を思えば一番この馬が勝利に近いように思えるが…
やはり自分でペースを作りたいのは事実で、距離短縮もプラスとは言えない。
そういった面で厳しい可能性もある。
控える練習が実ればもれなく勝利が見えてくるはずだが、果たして。
⑦デアリングタクト
消し。
↓C。
ピッチ走法気味ということで、広いコース向きとは言えない。
坂は大丈夫。馬場が渋っても対応できる。(VM時)
前走マイルとは言え位置取りは変わらないか。中団8-12番手あたりか。
前走のレースでの走りを見ても、バタバタしたピッチ走法に見えました。
広いコースがいいというわけではないので、ココはストライド走法の馬と差がつけられません。
また、回転が速いので体力の消耗も速く、一瞬の切れが目立つ馬に。
今回のハイペースではガス欠を起こす予感がします。
厳しいことを言うようですが、この馬が今後G1を取るのは難しいように思えます。
というのも、小回りで長所が活きる今の走りでは日本のG1への適性が落ちているように思います。
勝機があるとしたら、やはりマイル路線かスローの2000。
少なくとも今回はノーチャンスと見ました。
⑧ステイフーリッシュ
ほぼ消し。
↓B。
ストライドは大きい。坂はあっても無くても。道悪も行ける。
タイトルホルダーやアフリカンゴールドとの兼ね合いがどうか。2-5番手あたりを追走か。タイトルは行くと思われ、アフリカンとステイの3.4番手争いか。
悩ましい馬。
2200の適正はあり、かつ3000m持つスタミナもある先行馬。
これだけ見れば狙える馬ではありますが…
如何せん気になるのはパンサラッサとの対戦で完敗していること。
この馬のペースが合わないとなればおのずと厳しくなってきそうです。
また、海外帰りもネックでG1で着内の経験は0。
状態次第では考えますが…
⑨マイネルファンロン
紐。
↑B。
綺麗で広めのコースがよさそう。
飛びがきれいな馬。坂はない方が良い。
前走長距離からの転戦で、今回も後方になるか。12-16番手当たりの追走か。
唯一好転の評価を下しただけに紐には。
AJCCの競馬もまくりでスタミナを見せるような走りでしたし、前走も案外走りました。
後ろから行く馬なので、そこまで大きくハイペースの影響を受けないかなと思います。
直線一気を期待しましょう。
⑩ヒシイグアス
ほぼ消し。
-B。
坂はあっても無くても。少しの道悪なら。ストライドは中くらい。
前走を見る限り中団~中団やや前か。7-10番手あたりか。
少し人気しすぎかなという気はします。
少なくとも勝ち馬より人気なのはどうでしょうか。
2200以上は初めての経験になりますし、中団につけるにしても2200の適正は必用になります。
根幹の方がいい気もしますし、最後の坂が堪えるような気がします。
よほど状態が良くない限りは消し濃厚。
⑪パンサラッサ
紐。
↓C。
坂はない方が良い。良馬場がいい。ストライドは中くらい。
間違いなく先頭。
前走は直線が長い分苦しくなったように思いますが、今回は直線が短くなっていいようにも思います。
ただ、スタミナ面はやはりネックで、前走も1000m通過が約1.00.8とこの馬にしてはゆったりでした。
前走が楽な展開だったと考えると、G1ではなかなか一筋縄にはいかないような気もします。
また、ピンかパーの馬ですから変に2.3着の馬券は買いたくない。
単勝勝負がいいと思います。
⑫ウインマリリン
消し。
-B。
坂はいい。ストライドは中くらい。道悪も良い。
こちらは先行馬。前走の位置取りを思えば、逃げ馬よりワンポイント後ろの5-7番手あたりを追走か。
中山がいいように思います。
また、前走含めここ最近はめっきりな印象です。
パドック次第では考えますが、消し。
⑬アリーヴォ
紐。
弱↑B。
坂はない方が良い。良馬場がいい。広いコースがいい。
中団やや後ろのここ2走のスタイルを継続と見た。10-14番手くらいか。
坂がなければ迷わず本命でしたが笑
前走は絶対来ないという予想で来た。
予想を上回る活躍で、今回は期待してみたい。
しかし、2200m以上では実績がなく、スタミナ面の心配あり。
2回目の坂が堪えてきそう。
ただ、前走とそこまで求められる能力は変わらないように思えるので、紐には。
⑭キングオブコージ
紐。
-A。
坂はあっても無くても。良馬場がいい。広いコースがいい。
最後方濃厚。4角手前から追い出して着内狙いか。
穴馬の中ではトップクラスにチャンスがあるように思えます。
2200のAJCCも勝っていますし、問題はなし。
後は届くかどうか。
⑮ディープボンド
紐。
↓B。
重馬場坂は問題なし。
コースは問わない。坂も良い。
後ろにつけてもノーチャンなのでこちらも先行。5-8番手くらいで行きたい。タイトル同様残り800あたりで仕掛ける。
パンサラッサのハイペースについていけるかが重要になりそうです。
早めに仕掛けそうですが、前走は余力のあったタイトルホルダーに突き放された。
衰えはないかもしれませんが、ズブい本馬にとって道中の速いペースは応えるかも。
ただ、地力を評価すれば紐には入れておきたい馬。
軸は難しい。
⑯グロリアムンディ
消し。
↓C。
ストライドは小さめ。道悪も行ける。坂はあっても無くても。
芝のレースを見ると中団か。8-12番手くらいか。
福永騎手騎乗でダークホース感がありますが、普通にダート馬に見えました。
馬場荒れでもない限りは厳しいです。
⑰ギベオン
消し。
↓C。
坂はない方がいい。良馬場がいい。ストライドは小さめ。
こちらも先行馬。王道競馬では意味内はずなので、先行の中では先頭につけるかも。
メンバー中トップクラスに舞台が向かないと思います。
厳しいです。
⑱ポタジェ
紐。
-B。
ストライドは大きい。坂はあっても無くても。道悪も少しなら。
前走は前目につけての競馬。ただ、先行勢の多さを考えると中団か。8-12番手当たり。
人気なさすぎです。
外枠というのもあって割引きかもしれませんが、大阪杯を負けた馬より人気がないのはどうか。
先ほども言いましたが、ジャックドールがパンサラッサに置き換わるだけで、展開は殆ど大阪杯と変わらないと見ています。
阪神内回りもピッタリですし、9番人気なら狙ってみたい。
ただ、前走は抜群の仕上げでしたし、今回見劣りする可能性も含めて紐まで。
走法評価まとめ
血統ランキング
最後に特別として、毎年言っている宝塚記念血統について。
具体的には「リファール、ノーザンテースト、トニービン、ネバーベンド、ヌレイエフ、ナスルーラ」の血のことです。
キセキが盛りだくさんに持っていて、2020は当てましたね。
今回も血統表にこれらの種牡馬が何個あるかを数えてきました。
ただ、6.7代前までさかのぼったりしているので、単純な血統の濃さと連動するかはわかりませんが、参考にしてみてください。
1位 タイトルホルダー…11個
2位 パンサラッサ
アリーヴォ
キングオブコージ…11個
その他人気馬
エフフォーリア…3個
ヒシイグアス…6個
あとがき
結構ギリギリになってしまいました💦
後ほどパドック診断と最終予想を出します。
失礼します。