こんにちは。
鉄は熱いうちに打て、ということでさっそく今日登場した新キャラ「カレンチャン」について解説していきたいと思います。
※この記事は実際の馬について解説する記事です。アプリでのカードの性能や声優さんについて語る記事ではございません。
カレンチャンってどんな馬?
(カレンチャン:2011スプリンターズステークス 引用:JRAHP)
カレンチャンは2007年3月31日生まれの牝馬(ひんば:女の子)です。
カレンチャンは主に短距離で活躍した馬です。
主な勝鞍としては
2011年
- 阪神牝馬S(GⅡ)
- 函館スプリントステークス(GⅢ)
- キーンランドカップ(GⅢ)
- スプリンターズステークス(GⅠ)
2012年
- 高松宮記念(GⅠ)
です。
牝馬ながら牡馬(ぼば:男の子)に交じってGⅠを勝ってしまうというとても強い牝馬でした。
獲得賞金は4億円を超え、タイトルとして2011年JRA賞最優秀短距離馬・2012年JRA賞最優秀4歳以上牝馬に選ばれました。
2009年12月26日にデビューし、2012年12月9日のレースを最後に引退しました。
さて、それではカレンチャンの概要がつかめたところで管理人の思い出を含めながらお話ししようと思います。
カレンチャン紹介
※この記事はWikipediaと管理人の曖昧な記憶をもとに書かれていますので多少間違いがあるかもしれませんが、ご了承ください。
はっきり言って、僕はこのころ競馬を始めたてでした。
2010年の有馬記念から本格的に競馬を見始めた僕にとってカレンチャンは本当に草創期にGⅠで活躍していた馬、という感じでした。
当然2010年ごろの条件馬(オープンクラスに上がる前の未勝利、1勝クラス、2勝クラス、3勝クラスの馬のこと)時代のことは知りません。
なので、Wikipedia他の情報を頼りに説明します。
デビュー戦は1倍台の人気を背負って2着。
競馬をよく知らない方に言いたいのは、1倍台というのはとてつもない人気です。
セールで取引された価格が高かったり、兄弟馬が活躍したりしていると1倍台の人気になることがあります。
カレンチャンの場合にはお兄さんのスプリングソングが2歳時から活躍していたからではないかと考えています。
2戦目は勝利。ダート1200mでの勝ち上がり(勝って所属のクラスを上げること)でした。
続く3戦目は芝の1200で勝利。
その後はオープンクラスに挑戦しますが、敗戦。
6月の2勝クラス(当時は1000万以下)勝利後は長期休養に入りました。
休養明けの2011年1月に復帰戦3着。
その後の山城S(3勝クラス)で勝利。ここから破竹の勢いで勝利していきます。
続くGⅡ阪神牝馬Sでは、OP(オープン)未勝利にも関わらず1番人気に支持され勝利。
休養を挟んで挑んだ函館スプリントステークスではレコードタイで勝利。
そして、8月の札幌、キーンランドCも勝利。
この時破った相手には後ほど話すビービーガルダン、カレンチャンと同じレースに何度も出走するライバルパドトロワ、僕の推し馬ガルボ、そして2009年のNHKマイルC覇者ジョーカプチーノがいました。
そして満を持してスプリンターズステークスに参戦しますが、3番人気にとどまりました。
理由としてはなんといっても香港の英雄「ロケットマン」が1倍台の人気を集めていたことにあります。
香港から来日したロケットマンは香港のGⅠを5勝。そして香港のレースでは2着を外したことがない、と素晴らしい成績でした。
そんな馬が日本競馬に参戦したら、当然人気になります。
2つ目の理由はカレンチャンがGⅠ初挑戦だったこと。
やはり、経験がものを言う世界でもありますので、重賞3勝で経験豊富なダッシャーゴーゴーが2番人気に支持されました。
しかし、その人気をあざ笑うかのように快勝。
2着にはパドトロワが入りました。
そして、このレース前「ビービーガルダン」は放馬(馬場入場後に騎手を振り落とし勝手気ままに走り回ってしまうこと)し、疲労が著しいため競争除外。そのまま引退しました…
そうした強豪を破ったので、香港競馬から12月に行われる「香港スプリント」への招待状が来ました。
もちろん受諾し、パドトロワと共に香港スプリントに参戦しました。
しかし結果は5着。奇しくも勝ったのはスプリンターズステークスで5着に負かしたラッキーナイン。
順位が入れ替わる形になってしまいました。
負けを引きずったまま迎えた5歳の初戦オーシャンステークスは1番人気に支持されるも4着。
そして迎えた高松宮記念。
ここでついに最大のライバルが登場します。
ロードカナロアは現在あのサクラバクシンオーと並べて、もしくはそれ以上と評価される最強のスプリンター(短距離のレースを得意とする馬。対義語はステイヤー。)です。
ロードカナロアもカレンチャンと同じく重賞連勝を含む5連勝でG1に参戦。
血統の良さも買われ1番人気に支持されました。
そこでまたしても1番人気に支持されなかった現王者カレンチャン。
そこで黙っているはずはありませんでした。
先行抜け出しで見事GⅠ2勝目を挙げました。
そして、ロードカナロアを3着に負かしました。
ちなみにこの後GⅠでロードカナロアを負かした馬は出てきませんでした。
その後3戦は好走を続け、スプリンターズステークスでは念願の1番人気になるも、逆に2番人気に甘んじたロードカナロアに逆転されてしまいました。
そして、香港スプリントではまたしてもロードカナロアに屈しました。
そして、世代交代の役目を終えたかのように、香港スプリントをもって引退しました。
これがざっとカレンチャンの現役時代をまとめたものになります。
実はカレンチャンの前にも強いスプリンターがいました。
その馬の名は「キンシャサノキセキ」。
この馬は競走馬としては高齢の8歳でGⅠ高松宮記念を勝利し、2011年に引退しました。
この馬の後を継ぐように現れたのがカレンチャンだったのです。
そして、そのあとを継いだのが歴代最強スプリンターロードカナロア。
この時代のスプリント路線は見ていてとても面白かったです。
これ以来、スプリントは絶対王者が登場していないので、これから誕生することを願っています。
そして、引退後は繁殖牝馬(競走馬を出産するお母さん)になりました。
そして、そこでファン待望の夢の配合が行われました。
新旧スプリント王者の配合。
期待されたその馬は「カレンモエ」。
今現役の競走馬でスプリント戦線で活躍しています。
いつかGⅠを勝ってほしいですね。
あとがき
さて、今回も新シリーズを始めてみました。
ウマ娘にはたくさんの活躍馬が実装されていますが、あれはほんの一握りです。
他にももっとたくさんの活躍した馬がいます。
これからもたくさんウマ娘化することを僕は望んでいます。
さて、今週は皐月賞ということで、牡馬クラシックの解説(ウマ娘fanバージョン)を今週も更新したいと思います!!
前回の桜花賞特集も普段より多くの方の目に触れていただいたようで大変うれしいです。
クラシックレースというのは続いていくものなので、それに合わせて生活するというのは何とも楽しいものです。
これをキッカケに競馬に親しんでいただければと思っています。
さて、カレンチャンのことはわかっていただけましたでしょうか。
管理人自身あまりウマ娘を見れていないもので…
少しウマ娘情報には自信がないですが、本物の競馬の情報(とくに2007年以降)にはある程度の自信がありますので、もし疑問点があったらリプ欄で質問頂きたいです!
今後も新しいキャラクターが実装(アプリ内)されたときには記事を書こうと思っています。
実装情報に誤りがあるかもしれませんが、その時は「ウマ娘実装馬解説」だと思っていただけるとありがたいです。
ウマ娘キャラの「カレンチャン」をキッカケに、本物のカレンチャンを知ってほしいという思いで書きました。
多くのウマ娘ファン、またカレンチャン推しの方の目に届いてほしいです!
それでは失礼します。